～自分が変わる。人生が変わる。～

 

みなさま、こんにちは！

あすか個別指導学院です。

 

本日は、目的意識について。

勉強も、仕事も、何においても。

ただ行うだけではもったいなくて、「なぜそれを行うのか」という目的。ここを意識するだけで、大きく結果は変わっていきます。

 

その中で、今日は有名なお話を一つ。ご紹介したいと思います。

タイトルにもある通り「３人のレンガ職人」のお話です。

 

 

 

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。

旅人はその男のそばに立ち止まって、

 

「ここでいったい何をしているのですか？」

と尋ねた。

 

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

 

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

 

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

 

「ここでいったい何をしているのですか？」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

 

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族が全員食べていくことに困らない。大変だなんて言っていたら、バチがあたるよ」

 

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

 

また、もう少し歩くと、別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

 

「ここでいったい何をしているのですか？」

旅人は興味深く尋ねた。

 

「ああ、俺たちのことかい？俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ！」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

 

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ！素晴らしいだろう！」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

 

こういった、お話です。

３人のレンガ職人は行っている「行為」自体は変わらないと思います。

 

ただ、目的の意識が大きく違いましたよね。

あなたは何をしていますか？という問いかけに対し。

 

１番目のレンガ職人：「レンガ積みに決まっているだろ」⇒特に目的なし

２番目のレンガ職人：「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」⇒生活費を稼ぐのが目的

３番目のレンガ職人：「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」⇒後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的

 

同じ行為をおこなっている場合でも、どこを目的とするかでモチベーションの変化があったり、その行為の効果や成果というのは確実に大きく変わっていきます。

以前の固定概念のブログでもご紹介させていただきましたが、筋トレでも、完全に同じメニューを行った場合でも、今のメニューがどこの筋肉を強化しようとしているかを意識したときと、意識せず行ったとき。

この「意識する」という違い。たったこれだけで、通常の３倍の効果があるらしいです。

これは事実であり、筋トレでは３倍の効果でしたが、精神的な部分であったり、勉強や、仕事においての意識次第では、もっともっと大きな効果を生み出せるのではないでしょうか。

 

上の３人のレンガ職人を勉強に置き換えて考えてみましょう。

「なぜ勉強をしているのか」という問いに、

 

「なぜかはわからない」⇒目的がない

「みんなやっているから」⇒目的はない

「高校に行きたいから」⇒受験に合格することが目的

「〇〇高校に行きたいから」⇒受験で、〇〇高校に合格することが目的

「〇〇高校に行って、〇〇大学に行って、将来〇〇になりたいから」⇒自分の未来、夢を実現することが目的

「将来〇〇になって、〇〇を通じて世の中へ貢献していきたいから」⇒自分の未来、夢を実現させ周りへも還元していくことが目的

 

この目的は、人によって異なるとは思います。

 

ですが、より自分の未来を具体的にイメージし、こうなりたい！であったり、

これを達成したい！という目的が深く、明確にあればあるほど、

今行っている勉強の質であったり、結果というものは確実に変わってくるはずです。

 

現に塾でも成績の伸びが著しいお子さまは、自分の夢や目的が明確にあるケースが圧倒的に多いです。もはや、ほとんどです。

 

 

みなさんに、夢や目標はありますでしょうか。

あれば、そこを具体的にイメージし、より明確にしていけばいくほど、

「今」何を頑張らなければいけないのか。ここも見えてくるはずです。

 

１日２４時間。ただ生きるなんてもったいない。と私は思います。

どうせ勉強をするなら。せっかく勉強をするなら。

自分のための、自分だけの目的をもって。

 

より、質の濃い毎日を、一緒に生きていきましょう！！

 

それでは、今日はこの辺りで☆