僕の大好きな『植松 努』さんの言葉です。

人生は思うようにならないです。
なぜなら、人は、一人では生きていけないから、人と関わらないといけません。
そして、人ほどわけのわからんものはないです。
他人は、自分の思うとおりにはならないです。
だから、人生は、自分の思うようになりません。
ということで、人生には「がまん」が必要です。
でも、この「がまん」を間違えている人が多いです。
なぜなら「がまん」の乗り越え方の練習として、間違った練習方法をさせられているからです。
本当の「がまん」とは、思うようにならないことの乗り越え方を考えることです。
思うようにならないことを、まずは見つめて、なぜ思うようにならないのか?どうなって欲しいのか?を考え、そのために、出来ることを考えて行動する。
これが、「がまん」だと思います。
ところが、多くの人は、
「がまん」=「あきらめる」
「がまん」=「望まない」
「がまん」=「耳をふさぎ、目をつぶり、口をつぐむ」
「がまん」=「趣味や楽しいことをしない」
などと教えられます。
その結果、ずーっとそれをやってしまいます。
でもこれでは、問題は解決しません。
たとえばね、山で遭難したとします。
ものすごく寒いとします。
その寒いのを「がまんしなさい!」と言ったって、ただ耐えるだけだと死んじゃいます。
どうやったら、生き延びられるか考えて行動すべきです。
人生には、ただ耐えてるだけじゃあ死んじゃうほどにつらいことが沢山あります。
それは、いじめだったり、進路だったり、家庭の暴力だったり、会社のパワハラだったり、就職だったり、それはもうたくさんあります。
そういう人生の問題は「あきらめる」「望まない」などでは乗り越えられないです。
ましてや、「趣味や楽しいことをしない」なんてことをしてしまうと、ほかの人が「趣味や楽しいこと」をしてるのが、うらやましくてしょうがないから、それを否定しなければいけなくなります。
そうなっちゃってる人はたくさんいます。
でもそれも、まちがった「がまん」を教えられた結果だと思います。
僕は、「がまん」は、あきらめることでは無いです。
「本当のがまん」は、問題を解決するための努力だと思います。
生徒と話していて、思いだした内容でした。