Stories成績アップ体験談
東洋経済電子版に『 学校の通知表・調査書にある「主体的に学習に取り組む態度」《ノート提出、締切遵守で評価するのは間違い》学習指導要領の改訂でどう見直し?』という記事がありました。
ここに転記は出来ないため、元の記事のURLをこちらに➡ https://toyokeizai.net/articles/-/907721?display=b
内容を要約すると
【通知表・調査書の「主体的に学習に取り組む態度」の見直しについて】
現在、学校の通知表や調査書に記載される「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法が見直されています。これまでの評価は、ノート提出や締切遵守といった行動を基準にしていましたが、これでは本当に子どもたちの「主体性」や「やる気」を正しく反映できないという課題が指摘されています。

2017年・18年に告示された学習指導要領では、子どもたちに必要な力を3つの柱「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」として整理された (写真:文科省ホームページ)
【現状の問題点】
「主体的に学習に取り組む態度」の定義が曖昧で、何をもって評価すれば良いのかが難しい。
ノート提出や締切遵守は、実は「勤勉さ」の評価になりやすく、子どもたちの本当の「主体性」や「自己調整力」を測るのには不適切。教員の評価負担が増え、子どもたちも評価を気にしすぎてしまう傾向がある。
【改訂の方向性】
「主体的に学習に取り組む態度」を、教科横断的な「個人内評価」として、文章で記述する形に変える。
数値や評定ではなく、「どのように学びに向かい、自己調整しているか」を丁寧に記すことを目指す。
具体的には、「興味・関心を持ち、自分の学習計画を立てて振り返る」「友達と協力して学びを深める」「困ったときに自分で工夫して解決しようとする」などの行動を評価のポイントとします。
【具体例】
これまで:「ノート提出をきちんと行い、締切を守る」→勤勉さの評価
改訂後:「自分の学習目標を設定し、振り返りを通じて自己の学習を振り返り、次に活かそうとする姿勢を持つ」や「友達と協力しながら課題に取り組む姿勢」など、子どもたちの主体的な学びの過程や態度を具体的に記述することが求められます。
個人的な意見としては、『今回の見直しにより、子どもたちの「主体性」や「やる気」をより正確に評価し、育むことを目的としていると思いました。』
そのため、学校の先生には、子どもたちの学びの過程や態度を丁寧に観察し、その生徒の行動を言語化して、数値化した根拠を言えるように、しっかりと適正な評価をしてもらえればと思います。

現在は、各教科の学習状況を「資質・能力の3つの柱」に即した3つの観点から、ABCの3段階で評価し、それを総合して教科ごとに数値で評定を行っている (小学校は3段階、中・高は5段階)(写真:Flatpit / PIXTA)