第十中学校 川上美空さん

彼女は小学生の頃に姉の卒業と共に入塾してくれました。
勉強が得意な印象は受けなかった彼女、中学1年生の単語を覚えられなくて
悔し涙を流していたなぁ。そんな彼女の努力は中学校に入学してから実を結び
ました。中学3年間、常に学年順位でもトップクラスを走り抜けてくれました。
周りは彼女のことを天才肌だと感じていたでしょう。でも、塾での彼女は誰よりも
努力をし続ける生徒でした。時には「点数が取れて当たり前」というプレッシャーに
潰されそうになっていた姿もありました。私の方から「そんなに頑張らなくてもいいよ」
そう、声をかけたこともあります。ひたむきの彼女の姿が痛々しくて、
しかし、彼女は自分に打ち勝ちました。私は、決して自分から逃げなかった彼女の3年間を見届けれた
ことを誇りに思います。彼女なら、これから先の人生においても、困難を嘆くより、
地道に解決に向かって歩みを進めてくれるんだと思います。