岸田文雄新政権発足

先日、 自民党の新総裁に岸田文雄(きしだふみお)氏が選出されました。岸田氏は本日、10月4日召集の臨時国会で第100代の首相に指名され、新政権が発足します。

なお第99代の菅義偉内閣総理大臣は、10月4日午前の臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、菅内閣は総辞職しました。

本日中に発足予定の岸田新政権ですが、早速「衆議院を解散し月末にも総選挙を行う」とのうわさが。

<公民の視点>

内閣総理大臣の指名:国会

衆議院と参議院、それぞれで内閣総理大臣の指名選挙が行われる

  1. 衆議院、参議院双方別々に記名投票を行い、各院一名の指名者を決める。(過半数の票を得た議員がその院の指名者になる。そのような議員がいなければ、上位2人による決選投票でその院の指名者を決める)。
  2. 両院の指名者が一致していれば、その人物を総理大臣にする。
  3. 一致してなければ両院協議会を開き、両院の意見が一致するか、もしくは出席協議委員の3分の2以上の多数を得た被指名者がでたら、その人物を総理大臣にする。
  4. 両院協議会で決めることができなかった場合、「衆議院の優越」により衆議院の指名者が総理大臣になる。

内閣総理大臣の任命:天皇(天皇の国事行為の1つです)

衆議院の解散:解散の日から40日以内に衆議院議員総選挙を行い、その選挙の日から30日以内に特別国会を召集しなければならない。(日本国憲法54条1項、公職選挙法31条3項)

中学3年生の公民内容、2学期期末テストの範囲ですね。しっかり覚えていきましょう。